大学病院の腎臓内科に月1回通っています。今回は、10月度の検査結果や治療状況について、ご紹介します。合わせて、これまでの最も悪かった検査データも記載しますので、何かの参考になれば幸いです。
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腎臓の状況
- クレアチニンは、「1.4」から、最近は「1.0前後」に
- 尿PC比は「2000」から、最近は「100以下」に
- 潜血は、ずっと「3+」でしたが、今月初めて「2+」に
私は、SLEを原疾患とする急性腎臓病(ループス腎炎)により、腎機能が障害されました。病気発覚時のeGFRが70、入院時のeGFRが60、そこからステロイドと免疫抑制剤の大量投与治療を開始したにも関わらず1日eGFRで1ずつ腎機能が低下していきました。1番悪かった検査データは、eGFR30代前半です。
数ヶ月間、薬物大量投与の治療効果が全くでなくて、「ここまで難治性・薬剤耐久性の腎炎は初めてだ」と主治医に言われてしまったほどです。治療をしているにも関わらず急速な腎機能の低下が続きましたので、「1〜2年以内に透析」と覚悟するようにも言われました。
しかし、ここ数ヶ月は最悪期を脱出して安定しています。ありがたいことです。
ループス腎炎Ⅳはステロイドオフにできない?
腎臓内科の主治医に「ループス腎炎Ⅳなので、ステロイドを完全にゼロにすることはできない」と言われました。
正直、原疾患であるSLEの治療もあり、「ステロイドの完全オフ」は難しいなと、自分では考えていたので、そんなにショックはなかったのですが。
まぁまぁ焦らずに、来年中にステロイドをゼロにすることはできないかもしれないけれど、5年後にどうなっているかは分からないので。希望だけは忘れずに、「いつかステロイドゼロにできたらいいな♩」くらいに考えています。
>>参考
その他
- ヘモグロビンは、「8」まで低下していましたが、最近は「10」を超えるようになりました。
腎臓が悪くなると、腎性貧血になります。腎臓のはたらきが低下すると、腎臓の役割の一つであるエリスロポエチンの分泌が減り、赤血球をつくる能力が低下してしまうからです。Hbで10〜11以下程度で、このエリスロポエチンを補充するような(ネスプ・ミルセラ)などの注射が必要になるそうです。
現在でも貧血気味であることに変わりはないのですが、注射はせずに様子を見ている状態です。
血中ALB、TPが改善しない
- 血中のアルブミン、タンパクは、それぞれ3代、5代と改善しません。尿タンパクが出なくなっているのに、何故改善しないのでしょうか?尿タンパクが改善していく中で、主治医は「もう少し時間が経てばアルブミン・タンパクも増える」と言っていましたが、結構時間が経っても改善しないので最近は、「もう少しステロイドが減れば、アルブミン・タンパクも増えるはず」と言うようになりました。
何が本当なのでしょうか?
血圧が低すぎる
もともと90/50くらいの低血圧でしたが、尿タンパクを減らして腎臓を保護するために降圧剤「ニューロタン」を服薬しています。そしてついに!血圧78/46を叩き出しました。70代は初めてみました。
最近、頭がぼーっとしたり、頭痛がしたり、朝起きることが辛かったり、午前中ずっと力が出なかったり、倦怠感のような、体がスッキリしないような体調が続いていました。HGBは10まで改善しているので、ALB、TPが低いことか、低血圧かが原因のようです。
(でも、最近の体調不良の原因が分かって良かったです。「精神的な問題かな」って思って、余計に自分を追い詰めそうになっていたので。)
でも、降圧剤「ニューロタン」は継続する方向性となりました。もう少し塩分を摂取して、様子を見たいとの判断でした。
カリウムが低い
入院して以降、カリウムが3.4程度ととても低い状況が続いています。入院中には、24時間ホルター検査もして異常がなかったので様子見ではありますが、カリウムが低いと不整脈など心臓などへの影響が心配ですよね。
血中のカリウムも尿中に排出されるカリウムも低いので、カリウムの摂取量が少ないとのことです。また、ステロイドの服薬によっても「低カリウム」になることもあるそうです。
こちらも、積極的にフルーツや野菜サラダ、野菜ジュースを飲むようにとの指示でした。
まだ、治療を始めてから、経ったの8ヶ月です!もっと良くなりますように♡
>>最新の研究状況にも注目しています
大阪大学がSLE増悪の仕組みを発見(2018.7.6リリース)
腎臓の再生医療、再生医療でなくてもデバイスを埋め込むなど、透析を脱出することができる新しい腎臓の代替療法が確率されると良いですね。期待しています。
服薬状況
- ステロイドは60mgから12mgに減量>治療法と副作用
- セルセプトは2000mgから1000mgに減量>治療法と副作用
- プラケニルは1錠2錠の交互を継続>治療法と副作用
- ニューロタン(ロサルタン)(ARB)
- そのほかタケキャブ、ワーファリン、メチコバール、高脂血症の薬など多数
ステロイドの減量ペース
- 2週間1割以下の減量ペースを目安にしています。
- 20mgまでは2週間2mgの減量
- 14mgまでは2週間1mgの減量
- 13mgを3週間継続して1mg減量の12mgに(今ココ)
- 12mg以降は4週間1mgの減量
どうかうまく減量ができますように♡
腎機能を維持していけますように♡
私の治療がうまくいきますように。
皆様の治療がうまくいきますように。