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減塩をしすぎた弊害・栄養失調で痩せた【体験談】食塩(ミネラル)は体に必須の栄養素みたい

食塩の過剰摂取は、高血圧をはじめとする様々な病気を引き起こす原因となります。しかし、一方で「塩分を一切取らなければいいのか」と言えばそういうわけでもありません。

減塩をしすぎた弊害・栄養失調で痩せた【体験談】食塩(ミネラル)は体に必須の栄養素みたい

熱中症対策として、水分だけでなく塩分の補給が推奨されることをイメージすると分かりやすいと思いますが、健康な身体を保つためには一定の塩分(ミネラル)が不必要なのです。

私は、腎臓病の食事制限(塩分とたんぱく質)を過度に行ったため、食欲がなくなり、オリーブオイルなどでカロリーアップを頑張っていたつもりでしたが、体重がかなり減少してしまった経験があります。

「食塩やたんぱく質の過剰摂取は腎臓に負担をかける」この言葉だけが一人歩きしてしまい。食塩不使用の自炊を続けた結果、必要以上に食塩を制限していました。また、たんぱく質を摂取することも不安になり、お肉や魚を食べることが怖くなった時期もあります。

今思うと、腎臓病の食事制限をきっかけとした「摂食障害のはじまり」に近かったような気がします。

現在は、食塩を3〜5g以内、たんぱく質50gを厳守して、しっかり食べるようにした結果、元気を取り戻すことができたのですが、調べてみると高齢者などを中心に、「食事制限」により栄養が十分に取れなくなることも少なくないようです。

今回は、私の経験談を交えながら、「過度な塩分制限は良くない」というお話をしたいと思います。

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WHOは塩分摂取量5g未満/1dayを推奨

食塩を控えることが推奨されている理由は、食塩摂取量が高血圧と関連しており、減塩により血圧を下げることで脳卒中などの心血管疾患が減少するという研究成果が報告されているためです。

WHOは1日5g未満と推奨しており、日本では1日6g未満を推奨しています。

日本食はヘルシーと思われがちですが、日持ちを良くするために醤油や味噌、塩などで濃い味付けがされていることが特徴で、日本人の塩分摂取量は世界的にも高水準となっています。

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【世界各国の塩分摂取量を比較】

日本人の食塩摂取量の平均値・推移

塩の役割・人の身体に必要な理由

塩分を摂り過ぎるリスクばかりが注目されがちですが、塩は私たちの体にとって重要な役割を果たしています。

塩分は、消化と吸収を助けたり、身体の細胞を守ったり、脳の神経伝達に関与するなどの大切な働きがあり、私たちが生きる上で必要不可欠な栄養素なのです。

体内で塩は重要な役割を担う

食塩は、人の体内において塩化物イオンナトリウムイオンの状態で存在し、人間の体に大切な働きをしています。

消化と吸収を助ける

体の中にある塩化物イオンは胃酸の元になって胃で食べ物を消化したり殺菌したりしています。ナトリウムイオンは、小腸で食べ物から得た栄養を吸収するために必要です。

細胞を保つ
人の体は多くの細胞からできています。人の細胞は、細胞外液という液に囲まれています。ナトリウムイオンは細胞外液に多く含まれていれ、細胞が正しく働けるように、細胞の中と外の濃さのバランスを一定に保っています。
刺激の伝達
温かいものや冷たいものを触った時など、その刺激を脳に伝えたり、脳から手や足を動かすように筋肉に命令を伝えたりするのが神経細胞、ナトリウムイオンは、神経細胞が刺激や命令を伝える時に必要です

塩分不足になるとどんな症状が?

体内の塩分は、腎臓の働きによって一定に保たれています、通常の食事や運動をしている場合には体の塩分が欠乏することはありませんが、下痢や激しい発汗などで体内の塩分が急激に失われることがあるので注意が必要です。
塩分が不足した場合、いわゆる脱水症状として喉の渇き、頭痛、吐き気のほか、倦怠感や脱力感といった症状があらわれます。

私の場合

私は、長期入院から退院して以降(入院給食から自分で食事制限をするようになって以降)、ひどい倦怠感がありました。低血圧だったこともありますが、腎臓病内科の主治医からは「尿検査で分かる推定塩分摂取量がほぼゼロになっているので、もっと塩分とたんぱく質もしっかり食べて、体力つけましょう」とよく言われていました。

塩分制限による食欲減退にも注意が必要

自宅で食事を作る場合、私はついついストイックになり「食塩不使用おかず+白米」という献立にすることが多いのですが、「味なしおかず」は正直、ご飯が進みません。

食塩不使用おかずの食事を続けた結果、食欲が全くなくなってしまい、オリーブオイルや亜麻仁油など良質の油でカロリーアップに努めたつもりでしたが、体重が減少してしまいました。

主治医の先生に聞いてみると、同じように食事制限を頑張りすぎた結果、必要な栄養が十分に取れなくなり、体が弱ってしまう人が少なからずいらっしゃるようです。

食欲減退による栄養失調という意味でも、全く食塩を摂取しない生活はオススメできないと思います。

良質の天然塩を摂取しよう

人工的に作られた塩ではなく、塩化ナトリウムのほか、カリウムや様々なミネラルを含む天然塩の方が体にやさしいそうです。

限られた食塩摂取量においては、良質の天然塩を摂取した方が良さそうですね。

一般的には減塩のし過ぎを心配する必要はない

今回は、「減塩のしすぎによる弊害」「私たちの体には食塩が必要不可欠」であることをお話しましたが、現代の日本において「減塩による弊害が起こるほど減塩している人はいない」そうです。

もともと日本人の塩分摂取量は世界的にも高水準であり、「減塩の必要性」ばかりが指摘されているのでしょう。

ただ、私のように必要以上に塩分制限をしてしまっている人には、塩分の必要性についても是非、知ってほしいと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

私が毎日手作りwしている減塩弁当はこちらの記事で紹介しています。

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