食事療法を行われている皆様、こんにちは。
自宅で料理を作るには、塩分やたんぱく質などを計算されていると思いますが、肉や魚などの生鮮食品に含まれる塩分を忘れていませんか?
私のバイブル本である「腎臓病の食品早わかり」に、以下のように書いてありました。
『肉や魚などの食材からも1日1g程度の塩分がとれるので、その分を差し引いて調味料を使いましょう(「腎臓病の食品早わかり」6p)』
今回は、魚や肉などの素材自体に含まれる塩分について、お話します!
魚に含まれる塩分
干物や一夜干しなどの加工されたお魚だけでなく、加工していない鮮魚の切り身にも塩分が含まれています。
例えば、タラ(一切れ100g)には0.3g、サケ(一切れ120g)には0.2gの塩分が含まれています。
イメージとしては、
- 加工されていない鮮魚:100gあたり0.2~0.4g
- 塩ダラ・塩サケなど加工魚:100gあたり2~3g
の塩分が含まれていると考えていれば良さそうです。
肉に含まれる塩分
鮮魚同様に加工されていないお肉にも塩分が含まれています。
例えば、牛ヒレステーキ(一切れ120g)には0.2gの塩分が含まれています。
- 加工されていない肉:微量〜0.3g
- ソーセージなどの加工品:塩分が高いため避けましょう
フレッシュなお肉であれば、100gあたりの塩分は微量〜0.3g程度とイメージしておけばいいでしょう。
その他、塩分が多く含まれる食材
私が個人的に、塩分が高くて驚いた食材が、卵です。
鶏卵MS玉(1個55・正味48g)あたり塩分0.2gも含まれています。ちなみに、その塩分の大半は卵白に含まれるそうです。
私、慢性腎臓病(CKD)になるまでは、何にでも卵を入れるぐらい、卵が大好きでした。
でも、卵は1個あたり、たんぱく質6g、塩分0.2gもあるので、腎臓病の食事療法中の今は、とても貴重な食べ物になってしまいました。笑
※本によって、栄養成分表示の内容に若干の違いがありますが、今回は「腎臓病の食品早わかり」を参考にして、この記事を書きました。
私は、以下の本を参考にしています。
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減塩のコツ・工夫
- 汁物は1日1杯まで
- 漬物や佃煮、即席食品を避ける
- 徹底的に計量する
- 新鮮な食材を使う
- 市販のだしを避け、削りカツオなどを使用する
- 料理に油を使う
- 酢や香辛料などで薄味を引き締める
- 照り焼き、フライなど表面に味付けをする
- よく噛んでゆっくり食べる
避けるべき食品(塩分が高い)
- 市販の出汁、ブイヨン
- 即席麺
- スナック菓子
- 複合調味料(**の素など)
- 漬物などご飯のお供
減塩に役立つ食品
- 酸味(酢や柑橘系など)
- 辛味(唐辛子、カレー粉、胡椒、山椒など)
- 塩分調整食品(減塩しょうゆ、だし割りしょうゆ、塩分50%・カロリー30%オフお好みソース など)
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